「対岸の永遠」、3月4日に初日の幕が開け、すでに11ステージが終了しました。
間もなく折り返しです。座組の結束力も、熱量も衰えるどころか、日に日に増しています。
本日は、わたくし、てがみ座の福田温子が担当いたします。こちらの写真は、西田夏奈子さんが撮影してくださいました。お気に入りの1枚です。

髪型が、昭和の映画女優っぽい!ということから、こんなポーズで。
どこからどう見ても、純日本人!超・和顔の私ですが・・・今回は、ロシア人の役を2役演じます。
Q1)鞄に必ず入っているものは?iPhoneの充電機&モバイルバッテリー。寿命なのか、最近電池の減りが早くて、バッテリーまで買ってしまいました。他には、秘密のノート(?)です。ネタ帳というか、舞台や映画の感想、思いついたことや、街中の人を観察して気付いた思ったことなど、色々書き留めています。
Q2)稽古で大切にしていることや、稽古の様子を教えてください!もう本番が始まっていますが、稽古中からずっと、考え続けるようにしています。うまくいかなかったところはもちろん、スムーズにいったシーンでも、本当にそれで良いのか常に疑って、考えています。常に不安や恐怖はありますが、共演者をスタッフの皆様を信じて、自分を信じて、お客様の胸に飛び込んで、その場で産まれるものをキャッチしていきたいと思います!
Q3)作品の見所や、個人的にここを見てほしいなどおすすめポイントは?すでにご観劇いただいたお客様から『観ながら一緒に旅をしたような感覚』と言っていただきました。今回の作品の舞台は、1999年のロシア、サンクトペテルブルクの共同住宅の1室での3日間。そこに暮らす人々の人間模様、政治的背景、民族的問題、そこにやってくる人、物、こと、が重なり合い、絡まりあい、影響し合っています。劇中ではたった3日間のできごとですが、そこに辿りつくまでの長い時間の流れを感じていただけると思います。「ロシア」というと、ちょっと謎が多い、なじみのない国。でも、人間の心の奥底に潜っていくと、国や人種を超えた普遍的な人の姿があるのではないかと思います。
個人的には、いつものてがみ座作品とは全く違う役を演じているところです。
何が違うって、何もかも違います。
福田が出てきたことに、最初気付かなかったという方もいらっしゃいました(^^;)
ぜひ福田の変身ぶり(?)も、お楽しみになさってください!
残すところあと15ステージとなりました!劇場でお待ちしております!

西田夏奈子さんと。差し入れでいただいた大きな苺をほおばる終演後。
てがみ座 福田温子